てぃーだブログ › 風が交わるとき › 映画 › アート › 日々の気づき › 【ドラマ】「À Table!」で考える、結婚観。

2025年03月17日

【ドラマ】「À Table!」で考える、結婚観。

久しぶりにアマゾンプライムを登録。
ずっとは見ないはずだから、きっとこの一か月だけの視聴になるはず。

登録したのは、今観たいなと思う映画があったから。
それは、「À Table!〜歴史のレシピを作ってたべる〜」というドラマだ。

素敵な俳優さんの市川実日子さんが主演、
そして以前、大好きだなあとしみじみ感じたドラマ「名建築で昼食を」、「ちょこっと京都に住んでみた。」の制作チームがおくっているらしいから、絶対私の好みなものに違いないはず。と。
(どちらも数年前にアマゾンプライムで見たのだ。現在も観られるはず)

以下は、セラピストである私の映画のメモ。
ネタバレも含むから、苦手な方はどうぞそっと閉じてみてくださいまし。


映画は終始、日常を淡々と。
けれども、登場人物ひとりひとり、それぞれが何かに対峙して日々を生きていることがふとした瞬間ににじみ出てきたときに
共感、そして愛おしささえもじわじわと、、生まれてくる。
それが心地よくもあったり。

レトロなものが好きな私は、主人公ジュンの服や家、家具、照明もとても好きでビジュだけでもものすごくおススメできる。
世界の料理もだれかと作ってみたくなる。

印象に残っているのは、第10話のジュンの叔母、ひろこおばさんの結婚に対する言葉だ。

自由に生きてきた独身のひろこおばさんは、ジュンからの、結婚を考えなかったの?という質問に対して、こう答えていた。
※以下ひろこおばさんのドラマ内での発言を文字起こしした。

「愛することって、努力と知性が必要なの。
自分自身を愛して初めてひとを愛せると思うよ。
自分自身を愛するには努力が必要。
ひとを愛すには知性が必要。」


セラピストな私は、愛することは自分自身を愛してこそ他者を愛せるというのは、割と定説ともいえるような事。
でも、ひとを愛すには知性が必要というのはどういうことか、と次の言葉に引き込まれた。

「知性、知識、教養は全然違う。
知識はただものをしっているということ。
知性は、それを使って相手を幸せにしようと思うこと。
教養は、自分が知っている「知性」が本物か自ら疑うこと。」


なるほど。
ひとを愛するには、相手を知り、自らが主体的になって幸せに向かわせようと努めるものなのだ。

そしてそれはきっと、ひとりだけで成しえるものではなく、
パートナーとなる人も自分自身に対して知性で「幸せにしよう」となるものなのだろう。

主人公ジュンのパートナーであるヨシヲがさ、出張先から帰る際のラインでさ、
「(ふたりでこれから)やりたいことがたくさんあるよ」何気なく返した言葉に、ひろこおばさんの言葉の答えが集約している気がした。

きっと、そういうことなのかも。
【ドラマ】「À Table!」で考える、結婚観。



●「À Table!〜歴史のレシピを作ってたべる〜」
ホームページはこちら

●サウンドトラックもすごい素敵なの。
ベンジャミン ベドゥサック氏 À Table!メインテーマ
もし良ければ聴いてみてください♩


nan


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

同じカテゴリー(映画)の記事